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ーイベント成功の鍵!エアー遊具のサイズ選びで失敗しないコツー

エアー遊具のサイズ選びが重要な理由
エアー遊具は見た目のインパクトが大きく、子どもたちが一気に集まる人気コンテンツです。その一方で、サイズ選びを間違えると「思ったより小さくて行列が途切れない」「大きすぎて設置できない」「安全スペースが確保できない」といったトラブルにつながります。最初のサイズ選びを丁寧に行うことが、イベント全体の満足度と安全性を左右します。
サイズを考えるときは「広さ」だけでなく、「高さ」「周囲の余白」「出入り口の位置」「電源の取りやすさ」などもセットで確認することが大切です。感覚ではなく、メジャーや図面で数字を押さえておくことで、当日のギャップを減らせます。「誰が・何人ぐらい・どんな場所で使うか」を整理しながら、ぴったりのサイズを考えていきましょう。
設置場所から考えるサイズ選びの基本
エアー遊具のサイズを決めるとき、多くの方が真っ先に気にするのが設置スペースです。平面の横幅や奥行きだけを見てしまいがちですが、実際には「高さ」と「安全のための余白」も含めて考える必要があります。ここでは、屋内と屋外それぞれのポイントを簡単に整理しておきましょう。
屋内設置の場合のポイント
屋内にエアー遊具を設置する場合は、まず天井の高さを必ず確認しましょう。遊具本体の高さギリギリだと、膨らませたときに梁や照明に干渉するおそれがあります。可能であれば、本体の高さよりもプラス50cm〜1m程度の余裕があると安心です。
また、出入口付近や非常口をふさがないことも大切です。子どもが並ぶスペース、靴を脱ぐスペース、保護者が待つスペースなども必要になるため、遊具そのもののサイズに加えて「周辺の動線」を含めてレイアウトを考えましょう。
屋外設置の場合のポイント
屋外では、地面の状態と風の影響がポイントになります。傾斜が大きかったり、地面がデコボコしていたりすると、安定した設置が難しくなります。できるだけ平坦で、ペグや重りがしっかり設置できる場所を選びましょう。
また、風が強く吹きやすい場所では、あまり背の高すぎる遊具は避けるという考え方もあります。同じ面積でも高さを抑えたタイプを選ぶことで、風の影響を軽減しやすくなります。万が一の天候悪化も想定し、撤収しやすさも含めてサイズを検討しておくと安心です。
対象年齢・人数から逆算するサイズの目安
設置場所の条件が見えたら、次は「誰がどれくらい遊ぶのか」をイメージしながらサイズを決めていきます。同じサイズのエアー遊具でも、対象年齢や利用人数によって、混雑具合や安全性の印象は大きく変わります。
未就学児メインの場合のサイズ感
未就学児を中心に利用してもらう場合は、高さよりも「安心して見守れる広さ」を重視すると良いでしょう。保護者が近くで見守れるように、出入り口が見通しやすい形状や、大人が一緒に入ってフォローできるスペースを確保するのがおすすめです。一度に入れる人数が多すぎると転倒や衝突のリスクが高まるため、コンパクトめのサイズを選び、人数制限をかけながら回転させる方が安全です。
小学生以上が中心の場合のサイズ感
小学生以上になると、動きが活発になり、ジャンプ力やスピードも上がります。その分、エアー遊具の中で走ったり飛び跳ねたりするため、ある程度ゆとりのあるサイズを選ぶことが重要です。特にすべり台や障害物のあるタイプは、着地スペースを広めにとれるものを選びましょう。利用人数が多いイベントでは、一度に入れる人数を増やしつつ、スタッフの目が届く範囲かどうかもあわせて確認しておくと安心です。
イベント内容と回転率で考えるサイズ選び
エアー遊具は「何分入れ替えで運営するか」「どのくらいの来場者数を想定するか」によって、適したサイズが変わります。例えば、地域のお祭りのように来場者が多いイベントであれば、ある程度大きめのサイズを用意し、一度に入れる人数を増やした方が、列の流れがスムーズになります。
一方で、企業イベントや商業施設の集客など、比較的ゆったりとした運営を想定している場合は、そこまで大きなサイズにこだわらなくても問題ありません。コンパクトでも写真映えするデザインや、保護者が撮影しやすい配置を意識した方が、満足度につながるケースも多くあります。イベントの目的が「にぎわいの演出」なのか、「来場者サービス」なのかによっても、最適なサイズは変わってきます。
搬入・保管・運営面から見たサイズチェック
エアー遊具のサイズは、遊んでいるときだけでなく、「運ぶ・片付ける・保管する」という視点からも確認しておきたいところです。とくに、毎年同じ会場で使う場合や、自社で保管する場合には、事前のイメージの差がそのまま負担の差になります。
搬入経路と設置作業のしやすさ
大型のエアー遊具は、たたんだ状態でもそれなりの重量とサイズがあります。搬入経路に階段しかない、エレベーターが小さい、通路が細いといった場合、現場に運び込むだけでも一苦労です。あらかじめ会場の図面や写真を確認し、「何名くらいで運べば良いか」「台車が使えるか」などをイメージしておきましょう。設置と撤収にかかる時間も遊具の大きさによって変わるため、タイムスケジュールに合わせて無理のないサイズを選ぶことが大切です。
保管スペースとメンテナンス
エアー遊具を継続的に活用する場合は、保管スペースも重要なポイントです。使用後はしっかり乾燥させてから収納する必要があるため、広げて干せる場所があるかどうかも確認しておきましょう。サイズが大きいほど、乾燥や清掃にかかる時間も長くなります。運営スタッフの人数や、メンテナンスに割ける時間とのバランスを考えながら、「無理なく管理できるサイズかどうか」をチェックすることが、長く安全に使い続けるコツです。
よくあるサイズ選びの失敗例と防ぎ方
エアー遊具のサイズ選びでよくあるのが、「写真で見たイメージだけで決めてしまう」という失敗です。
こうした失敗を防ぐには、次のようなポイントを意識すると安心です。
・商品ページや資料に記載されているサイズをメモしておく
・会場の寸法を可能な範囲で実測しておく
・安全な通路や待機列のスペースも含めて計算する
また、「子どもが多く来そうだからとにかく一番大きいものを選ぶ」という考え方も注意が必要です。大きい遊具ほどスタッフの配置やルール説明が重要になり、マニュアルづくりや事前打ち合わせに時間がかかります。
まとめ:迷ったら「少し大きめ」より「運営しやすさ」を優先
エアー遊具のサイズ選びでは、つい「目立つこと」「インパクト」を優先してしまいがちですが、実際の運営で大切なのは「安全に・スムーズに・楽しく使えるかどうか」です。設置場所や対象年齢、イベントの目的などを整理していくと、自ずと無理のないサイズが見えてきます。
迷ったときは、少し背伸びした大きさよりも、「自分たちの体制で安全に運営できるかどうか」を基準にするのがおすすめです。エアー遊具のサイズがぴったり合えば、子どもたちの笑顔はもちろん、保護者や運営側にとっても満足度の高いイベントにつながっていきます。

