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2024.06.14

ー商業施設イベントの面白い事例5選|成功するための企画手順も解説ー

ー商業施設イベントの面白い事例5選|成功するための企画手順も解説ー

商業施設は、いまや買い物をする場所というだけでなく、イベントを通じて1日中楽しめる場所というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。商業施設でイベントを行う目的は、施設内での顧客の滞在時間を長くし、消費を促進させることです。

しかし、それだけに注目しても、なかなか客足が伸びなかったり代り映えのしないイベントしか思いつかなかったりするでしょう。実は、商業施設におけるイベント企画にはもう一つポイントがあります。

それは、「体験価値」です。休日にわざわざ足を運ぶのは、他ではできない体験に価値を感じるからです。そのことを念頭において、イベント企画をすると顧客にとって魅力的なイベントを開催できます。

本記事では、商業施設イベントの面白い事例を5個紹介します。合わせて、イベントの目的と成功するための手順を解説するので、これからイベントを企画しようと考えている人はぜひ参考にしてください。

商業施設におけるイベントの目的とコツ

大型商業施設におけるイベント実施の目的は、施設内での滞在時間を長くし、消費を促すことです。また、面白いイベントを開催することで、これまで商業施設に足を運んだことのない新規ターゲットの集客にも効果があります。

効果を上げるコツは、顧客に体験価値を与えることです。商業施設の場合、ファミリー層や地域住民がターゲットとなる傾向にあります。

よって、子どもも親も楽しめる体験を提供することが集客を促進するコツです。「買い物をする場所」ではなく、休日にわざわざ遊びに行きたくなる施設として、商業施設を認識させるイベントを企画しましょう。

商業施設イベントの面白い事例5選

ここからは、商業施設イベントの面白い事例を5個、紹介します。どれも体験価値の高いイベントですので、ぜひ参考にしてください。

1.他地域の物産展

商業施設がある地域とは別の地域の物産展を開催することで、その地域の文化や風土を体験することにつながります。特に、沖縄や北海道など、人気のある地域の物産展は集客効果が高いため、おすすめです。

2.ワークショップ

ワークショップとは、参加者が主体性をもって参加する体験型の講習会のことを指します。子どもに人気が高く開催しやすい題材は、スライム作りやアクセサリー作りです。

比較的省スペースで実施できるのもメリットといえます。販促したい商品を活用するのも訴求効果が高い方法です。

3.クイズラリー・スタンプラリー

商業施設内に設置されたスポットをめぐってクイズを解いたりスタンプを集めたりするイベントです。回遊性の高いイベントのため、おのずと施設内のショップにも目がいきやすくなります。

また、ショップにラリーポイントを設置することで、普段接点のない客層も来店するきっかけとなり、新規顧客の集客にも役立つでしょう。

4.キャラクターショーや有名人のショーイベント

子どもに人気の高いキャラクターショーは、集客効果の高いイベントの一つです。また、歌手やダンサー、芸人などの有名人を起用すると、さらにターゲット層を広げられます。

見て楽しむだけでなく、握手会や写真撮影などの体験価値を付与するとより効果的です。

5.エアー遊具などの体験型アトラクション

商業施設でのアトラクションイベントには、エアー遊具がおすすめです。空気で膨らませるだけで、子どもに人気の大型エアー遊具が完成します。ふわふわとした形状は安全性も高く、子どもが安心して遊べます。

一定の設置スペースが必要ですが、商業施設であれば駐車場や屋上の一部など広さは十分確保できるでしょう。大きいため注目を集め、商業施設内に長時間滞在してくれることも大きなポイントの一つです。

成功するイベントを企画するための手順

成功するイベントを企画するためには、押えておきたい手順があります。やみくもに進めてしまうと、目的を達成できない可能性も。以下の手順をもとに、イベント企画を行いましょう。

  1. STP分析を行う
  2. イベントを企画する
  3. イベントの宣伝・告知を行う
  4. 実施後、費用対効果を分析する

それぞれ詳しく見てみましょう。

1.STP分析を行う

STP分析とは、セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングの3つの要素をもとに市場分析を行うことです。イベントを企画する前に、どのようなターゲットに向けたイベントにするのか詳細に分析することで、企画がぶれにくくなり、ターゲットに刺さりやすいイベントを創造できます。

まず、セグメンテーションとは、市場を多角的な視点から細分化することです。セグメンテーションの分析には以下の4つの指標を用います。

  • 人口統計的変数
  • 地理的変数
  • 心理的変数
  • 行動変数

次に、セグメンテーションで細分化された市場のなかからターゲットを明確にする作業をターゲティングと呼びます。イベント企画の場合、集客したいターゲット像を具体的に絞り込んでいく段階です。

最後に、ポジショニングとは、自社の立ち位置を明確にすることです。競合他社と比べて自社製品の強みや特徴がどのような点にあるかなどを分析します。イベントに自社製品を取り扱いたい場合、大切になる分析工程です。

2.イベントを企画する

STP分析でイベントの方向性が明確になったら、具体的な企画に移りましょう。面白いイベントにしたいあまり、ターゲットや訴求したい自社製品とかけ離れた企画にしてしまうと失敗しやすくなります。

まずは、STP分析で明確にしたターゲットにマッチするイベントを企画することが大切です。

3.イベントの宣伝・告知をする

イベントの宣伝・告知には、SNSを活用すると効果的です。SNSは若い世代が利用しているイメージが強いですが、2020年度の総務省の調査では60代のSNS利用者も6割を超えているという結果でした。

しかも、商業施設を利用する世代は、小さいお子さんがいる若いファミリー層が主です。SNSを活用した告知は訴求効果が高い傾向にあります。

もちろん、SNSだけでなく、新聞折込チラシや周辺地域へのポスターなど、地域性を意識した販促も組み合わせると、より集客が見込めます。

4.実施後、費用対効果を分析する

イベントは実施して終了ではありません。実施後、どのような効果が得られたか分析することで、次回のイベントに生かすことが可能です。

イベントを実施するたびに詳細な分析を行うことで、ノウハウが蓄積されるというメリットもあります。参加者にアンケートを実施すると、より客観的な調査ができるのでおすすめです。

まとめ

商業施設は買い物をする場所というだけでなく、体験施設としても有効な場所です。特に小さいお子さんがいるファミリー層にとって、体験価値を意識した企画を考えると魅力的なイベントという印象を与えます。

特にエアー遊具を活用した体験型アトラクションは、設置も簡単で子どもにも人気の高いイベントです。

面白いイベントを企画するためには、まずターゲット分析を行うことが重要です。ターゲットを明確にして、より集客効果の高いイベントを考えてみてください。